2013/01/31

注意事項 in Sri Lanka

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最後にスリランカ旅行で気付いた事をツラツラとメモします

スリランカ国際空港は中心地から車で約1時間のNegomboという場所にあり、SQTiger Airも夜着便なので当日の移動が厳しい

なので、空港近くのJetwing Blue Hotelで一泊してからの移動となった


また、スリランカは北海道ほどの大きさなので、複数エリアを周遊する際は足の確保が必要

今回はJetwing Travel というスリランカ最大手の旅行代理店のお世話になった

最初は全く地元の情報が無いので、1回目は旅行代理店のパッケージがベター


とは言え、ゆる~いスリランカ

ガイドに旅程が伝わってなくて揉めたので、事前に代理店から英語の旅程表をもらえばよかった…

途中で仲良くなったガイドから、こっそり連絡先をもらったので、次回はTiger Airで来て、直接ガイドに移動と各種手配を依頼しようと思う


こちらは地元民の主要移動手段スリーウィラー(トゥクトゥク)

1km70SLRが相場らしいがメーター制はまだ台数が少なく、殆どがドライバーとの直接交渉

バイクに無理やり座席をつけただけなので安定感に乏しく乗り心地もヤバイ

利用するなら近距離移動に限定した方がいいと思う


こちらは遠距離を移動する地元民の足、バス

路線図は存在せず、政府経営の赤いバス以外は多くが私設会社で適当に運営しているらしい

運転席上の行き先をチェックして、動いているバスに飛び乗らなければならないので、決して日本人が普通に使える感じではない


と、ローカルの交通機関はハードルが高過ぎるので、観光客は現地ガイドを頼むのが一番良い

尚、スリランカの制限速度は時速60kmとゆっくりなので、移動の時間は倍を見ておこう

また、地元の飲食店や青果店は衛生的にオススメしないと聞いたので、ホテルかガイドブックに載っているお店を選んだ方が良い


最後にColomboにある高級スパ「Spa Ceylon」を予約したところ、今日はベッドが一杯だからフットだけね…と言われてしまう

そしたら、ガイドが「俺がいい店を知っているから、そこへ行こう」と言い出し、何やら怪しいローカルのマッサージ屋へ連れて来られた

…また、蹴り返しを狙ってるな??


オサレエリアにある素敵な Spa Ceylon とは打って変わって、裏道にひっそりと佇む一軒家に、ヒンドゥー教の祭壇と、サイババの写真が置いてある

あれ???! 何この謎の空間????
セレブなアーユルヴェーダは???!!!!

もう時すでに遅しで、額にオイルを垂らすシロダーラをお願いして、薄暗い部屋へ通された

感想としてはシロダーラは3日以上連続で通い続けないと効果はないらしいが、1回でも雰囲気を味わえたのでよかった

と、やっぱり最終的にすっとこどっこいな展開になるのも、これまた自分らしいなぁと思い、この旅の締めくくりとなった

ここまで長々とお付き合い頂き有難うございました
明日から通常営業に戻ろうと思います、てへぺろ

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2013/01/30

Train in Sri Lanka

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皆様、スリランカに鉄道があることはご存知だろうか??

イギリスの植民地時代に紅茶を運ぶ輸送手段として開発された鉄道が、現在では地元民の足となっている

スリランカ鉄道公式HP
www.railway.gov.lk


HPの時刻表を検索すると「Not Available」と出てきて、いつどこでどの程度、運行されているのか全く不明

なので、ホテルのツアーコンシェルジュに頼んで運行時間と駅間の送迎を頼んでみた

すると、あと15分で出発するから急げ!!! と言われて、大急ぎで駅へやって来た


今回はCoast LineのWadduwa~Kalutara South間の約10kmに乗車してみた

時刻表を見るとどうやら1時間に1本程度は運行しているらしいが、シンハラ語なので全く解読不能

ホテルで「スリランカの電車は遅れるから大丈夫~」と言われたが、乗車予定の電車は時間ぴったりにに到着していた


急いでチケットカウンターで行き先を指定して切符を購入するが、3駅分で10SLRと驚きだ値!!

かなりハードルが高いので、ガイドにチケットを買ってもらう

この後、ガイドは目的地のKalutara South駅へ向かい、我々をピックアップしてくれる予定


どうにか、ギリギリで電車に乗車できた

旧型ながらも、どの電車もラッピング広告されているので思ったよりも綺麗

MakitaやOlympus、Sonyなどの日本企業の広告が結構見受けられた


こちら車内

…まぁ、可もなく不可もなくでマレー鉄道の3等車と同じ位な感じ

もっと凄い汚い絵を想像していて、こりゃぁ、もしかしたら席に座れないかもな…なんて考えていたが、思ったよりも大丈夫そう

が、トイレは全然使えそうにないほどヤバかった


海際を走る路線なのだが、この区間は殆ど内陸で海が見えるのは10秒程度

家々の景色が続き、線路脇のバラスト上に洗濯物を干すつわものも居た

…危ないから

もう少し南に下ると海岸線ギリギリに線路が敷かれて、絶景が拝めるらしい


と、約10分の短い乗車時間はあっという間に終わってしまったけれど、取りあえず電車に乗るという目標は達成できた

情報が無さ過ぎで一時はどうなるかと思ったが、色々と解ったので次回は自分で手配できそう

Colombo~Galle間には特急電車も走っていて3時間半で行けるらしいので、今度はそれに挑戦しようと思う

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2013/01/29

Shopping in Sri Lanka

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スリランカの通過はSLR(スリランカルピー)で、2013年1月現在のレートだと100SLRが1SGD位、70円位で、ガイドブックによると総じて物価は安いらしい

が、ガイドの話によるとこの2年ほど急激なインフレ状態が続き、一般的な都市生活者の食費平均は1日大体1,200SLRだそう

なので、シンガの毎食ホーカーで食べている人と比べると、実は大して差がないらしい

観光地では付加価値税+サービス税で25%の諸税がかかり、全てにおいてチップが100~300SLR程必要なので、最終的にはそんなに安上がりで無いのが実情


で、実際どんなものか検証してみたいと思うので、道中の買い物と価格感をお伝えしようと思う

こちらはシーギリヤロックへ行く途中に雨が降ってきたので、ガイドに「雨宿りして行こう」と無理やり連れて来られた宝石店

最初は宝石を掘り出す井戸のレプリカを見たり、スリランカで取れる宝石を説明してくれたり、宝石職人が実際にジュエリーを作る工房などを見せてくれる

が、奥の方に高価なジュエリーショップがあるのを私は見逃さなかった


絶対、ぼったくられないゾ!!! と息巻いてショップに入ると、カタコトの日本語が話せるスリランカ人スタッフにアテンドされる

店内にある宝石で一番高価なものは4000万円程度と言っていたので、ここでぼったくられちゃう人居るんだろうなぁ~

なんて紅茶を頂きながらスタッフのセールストークに相槌を打つ


すると、ダイヤにそっくりのホワイトサファイヤでペンダントトップを作ると10,000SLR (約100SGD)だと言う

あれ??? 結構安いかも…と心が揺らぎ、値段交渉をしてしまい、結局購入してしまった

…最終的に、買わされてしまったの巻


ガイドに蹴り返し (キックバックと言うと英語だからバレるので隠語を作成した) があるらしく、それから意気揚々と更なるお買い物スポットへ連れて行かれる

ここは政府公認のハーブ&スパイスガーデン

蚊よけのシトロネア、日焼けケアに効くサンダルウッド、肌を活性化させるパパイヤ、殺菌効果の高いウコン、保湿効果の高いアロエベラ、髪の毛を美しくするキングココナッツなどを紹介された

シナモンの木から抽出したエキスは胃の不快感に効くと説明されて興味津々


フムフム…興味深いけど、今度こそは買わされないぞ!!! と心に決める

そして、ウコンのペーストを塗布すると1年間はムダ毛が生えてこないと言われ、旦那様のすね毛で試してみると…おぉっ、無くなった!!!

その時、私はまんまと乗せられてちょっと欲しくなってしまった

が、3日後には普通に生えてきたので、旦那様は「絶対、アレは除毛クリームだ」と言っていた


と、買わない気満々がいつの間にか買う期満々に変化して大量購入

市街地のお土産屋よりも割高でパッケージがダサいけれども、中身の質は良いので大満足

が、ハーブやスパイスは妊婦、乳幼児、病気中の人は使えない場合があるので、その辺を事前にチェックするのがベター


結局、ガイドにまんまと乗せられて色々と買っちゃったので、今度は自分で調べたお店へ行ってみる

前述のParadise Road Gallery Cafe のショップで、テーブルリネン(250SLR/枚)を購入

リネン系はセンスの良いカラーとデザインなのでオススメ


あとはTHE お土産グッズも品数多めに揃っているけれど、シンガのアラブストリートに売ってそうな物が多い

変な人型のドアストッパーとか…

他にもマグカップやテーブルウェア、クッションカバー、バッグ、ポーチ、Spa Ceylonのアーユルヴェーダコスメやエッセンシャルオイルも販売している


こちらも有名なコロンボのお土産ショップで、店内にはカフェも併設されている

Barefoot
704 Galle Road 00300 Colombo
Tel +94 11 2 505559
Open 10:00-20:00
Web http://barefootceylon.com


日本人が一番ピンときそうな品揃えでテーブルリネン、雑貨、紅茶、アーユルヴェーダコスメ、服、家具、テーブルウェアなど、何でも揃っているが、価格は若干高め

スリランカの洋服はシンガで着る分にはOKだが、日本だとちょっと安っぽく見えて厳しいかも…な物が多かった


あとは大好物のスーパーマーケット散策

Arpico
Cinnamon Gardens Colombo
Web http://www.arpico.com

巨大なハイパーマーケットには生鮮食品や食材や日用品に至るまで何でも売っていて、スパイスの量り売りが一番気になった


最初はKeelsというスーパーへ行く予定だったが、ガイド曰くココが一番良心的だと言う

ので紅茶を大量に購入してみた

選ぶ際はスリランカ産紅茶であることを認定するスリランカ紅茶局のライオンロゴが入ったものを選ぼう

でないと、ムスタファに同じのがあるからね


と、スリランカでは大きなお店はVISAとMaster Cardが普通に使えるので
現金がなくても買い物ができるし、選べばお得なものもたくさんあるので
予備のボストンバックがいっぱいになるほど買い物しちゃいましたよ、と


※価格はうろ覚えの上、2013年1月現在のものです
また、小売店では12%の付加価値税が加算されます

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2013/01/28

Eat and Drink in Sri Lanka

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スリランカの名物料理とそれぞれのプライスレンジをメモ代わりに残しておこうと思う

こちらは1箇所目のホテル Jetwing Blue Negomboの朝食ビュッフェ

手前から3食必ず出てくるダール豆カレー、右奥の茶色い塊はオニオンサンボル(チャツネ)で、隣のクレープは米粉のホッパー


こちらはJetwing Blue特製のアーユールベーダスープ

乾燥させた地元の花を煎じたスープらしいのだが、激烈に苦い紅茶という味

全体的に野菜が多めで、デトックス効果がありそうな薬草っぽい料理が多い

※もちろんホテルなので洋食もあるけど


Heritance Kandalamaでスリランカの主要産業のひとつ、紅茶を頂いてみた

本場の紅茶は濃い目に淹れて、注ぐ時にお湯を足して好みの味に調整するのがスリランカ流

だが、ガイドに言わせると高級品は全て輸出に回ってしまうので、国内に残るのは「ダスト」と呼ばれる最下級品が殆ど

なので、スリランカ人は良い紅茶をそんなに飲んでいないらしい


そして、このホテルは陸の孤島なので、食事は館内で完結しなければならない

で、選択肢はカフェかビュッフェか高級レストランになるのだが、カフェを選ぶとスリランカ料理が無く、サンドイッチなどのスナックが1品1,200SLR~という感じ

味は普通だが量が半端無く多い



このホテルの朝食ビュッフェはスリランカ料理、洋食、デザートという感じで品数が豊富

味はまぁまぁ美味しいけれども、今回の旅ではJetwing Blueの朝食が一番美味しかったなぁ…

こちらはホッパーにポテトカレーを乗せてクレープのようにして頂く

スタッフの手際が凄く良くて、面白くてついつい見入ってしまう



最後のホテル The Blue Water Wadduwa の朝食ビュッフェ

一番種類が少なくてそそられるメニューがあんまりなかったのが残念

ホッパーを焼いて卵を乗せたエッグホッパーと、右下の麺は米粉からできたストリングホッパー


ここはThe Blue Water 1階にある The Seven Seasという24時間営業のカフェ

ランチの前菜はマンゴーやローカルオリーブのスパイス和え(約300SLR)

オリーブが筋っぽくて粗野な味でスリランカっぽい



ビールはスリランカで作られているLION Beer (1本約400SLR)で、軽やかな味わいで甘みが少なくてとっても美味しかった


Wadduwaは海辺の町なのでシーフードがオススメとガイドブックに書いてあった

ので、無理やりクラブカレー(約1,500SLR)を選んでみたが、可食部分は無く、出汁がしみたカレースープをダール豆のカレーやサイドディッシュと共にライスで頂く

こちらは、メニューがお手頃価格で満腹必至の大盛りで出てくるので、少なめのオーダーが吉


あと、気に入ったものと言えば、外国人が行くお店にはだいたい置いてある3 coins Beer (350ml 約350SLR)

LION Beerよりも軽くてあっさりしているのに味わい深い、サッポロビールを髣髴とさせるバランス感

滞在中にスリランカのビールを7~8種類ほど飲んでみた

けれど、LION Beerと3 Coins以外は甘ったるいのにアルコール度数が8.8%と高めでイマイチだった


ちなみに小売用の酒類は大型スーパー内の小さな専用カウンターで購入する仕組みになっている

ので、ガイドに連れて行ってもらうか、ホテルのミニバーの利用がベター

こちらは大手コーラメーカーを完コピしたローカルブランド「KIK Cola」

こちらはLightと書いてありながらも、かなり甘くて完成度低めの味がする

強いて言うなら、意外と大丈夫…という感じ


最後に、この旅で飲んだ紅茶の中でも特に美味しかったのが「Macwoods」

以前、紹介したシェラトンのアフタヌーンティーで飲んだのと同じメーカー

市街地の有名お土産屋や空港内のイミグレを通過した後の直営店などで1箱300SLR位で販売されている


こちらはBandaranaike国際空港内出発ロビーにある紅茶スタンド

1杯20SLRでとっても美味しい紅茶を淹れてくれるので、絶対に試してみて欲しい

と、全体的に強烈にそそられるものは無いかもしれないが、アーユールベーダに基づいた優しい感じのまとまりのない料理が食べられるので、一度は試してみては???


※価格はうろ覚えの上、2013年1月現在のものです
また、ホテルやレストランでは約25%の諸税が加算されます

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2013/01/27

世界遺産 in Sri Lanka

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そもそもスリランカってどこ??? と言うと、インドの南東に位置する北海道ほどの大きさの島でシンガからは約3.5時間のフライト

原住民と南インドから移住してきたタミル系などで構成されている

主要産業は紅茶、天然ゴム、縫製業、ココナッツなど…


で、そんなスリランカは世界遺産の宝庫で、6つの文化遺産と2つの自然遺産を持つ

今回は文化遺産2箇所を回ることにした

こちら、ダンブッラの黄金寺院
※ユネスコのHPはコチラ

…これが、世界遺産?????


と、珍建築は最近できた美術館らしく、本物の世界遺産は裏山を20分ほど登山したところにある

こちらが寺院の入り口で、ここで来場者は全員脱帽して裸足にならなければならない

サンダルで来ている人もいたけれど、ここは確実にスニーカーで来ないと登れないッス


で、お目当ての横たわる仏様はこちら

裏の岩山をくり抜いた洞窟の中に、足の裏だけで私の身長くらいはありそうな涅槃像が横たわっている

城壁の絵画なども色彩豊かに残っていて、紀元前1世紀のものとは思えないほど


他にも仏像が50体以上安置された部屋などもあり見所満載のお寺だった

この寺院は山頂の岩の中にへばりつくように建てられているので、自然が満載だからか猿がたくさんいる

こちらは猿が残してったウ●コ


そして、次に訪れたのは古代都市シーギリヤ

森の中に巨大な一枚岩がポンと現れ、約200mの断崖絶壁を登ってゆく

5世紀頃、この岩の頂に3階建ての宮殿が建てられて、当時の王様たちが住んでいたらしい

※ユネスコのHPはコチラ


この岩山の中腹にはシーギリヤレディと呼ばれる女性のフレスコ画が残っている

中腹といっても断崖絶壁の岩肌ど真ん中にあり、昔の人は竹で足場を作って描いたそう

ちなみに、私は登山が辛過ぎて、この絵を見に行かずに旦那様が撮影した写真で拝見させて頂いた


この日は生憎の雨だったのだが、どうしても登りたくて、登山ガイド(案内料1,500SLR)をお願いして強行した

雨で足場が悪いのもあるが、基本的に断崖絶壁が続くので、この岩登りは本当にキツイ…

登っても登っても階段で、開けた!!! と思ったらライオンテラスという宮殿の入り口で、まだまだ階段を登らなくてはならない

昔の王様は家来が持つ籠に乗って登山したと聞いたが、何度か絶対途中で落ちてると思う…その位に険しい道のり


登り始めて約1時間で頂上の宮殿跡地に到着

素晴らしい景色が広がり、朽ち果てた遺跡も味があって良い

頂上で会合中のインド人観光客集団…彼らはどこでも会合するのがお好き

達成感はあるものの、その道のりは本当に険しいので覚悟を持って臨んで頂きたい

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